以前、「業務委託契約だから時間なんて関係ないじゃないですか」といって遅刻を繰り返し、ひどい時には午後から出社するという猛者(A君)が居た。その度に担当営業である私が怒られていた。

確かに完全受託仕事で業務委託契約の場合、事前に明確な成果物さえ取り決めておけば労働時間なぞ関係ないっちゃない。しかしながら常駐となると現場の人達と一緒に仕事するわけで定時時間を無視した好き勝手は許されない。

当時の契約は「顧客」→「当社」→「A君(個人事業主)」といった形。元々は正社員だったが途中から本人の希望で個人事業主になった。自分で直接顧客を捕まえて好きな契約をしたのならともかく会社が間に入って取り持ってる以上は好きにできん。

結局、何度注意しても治らないまま後輩の営業にA君を引き継ぐ事になりそれ以来連絡も取っていないのでどうなったのかわかんない。仕事の出来自体は評価も悪くなかっただけにつまらない所で損する結果になっている予感。

不景気になる前だったからこそ横暴が我慢されたのだろうが昨今の不況で人員削減を余儀なくされているとすると彼は残っているのだろうか。そして引き継いだ後輩営業はその後も謝り続けたのだろうか。どうせならもっと前向きな事で謝りたいもんだ。

この業界の営業は鬱になって退職する人が少なくない。常にお客と技術者の板挟みに遭っている状態なのでひどい時には本当にひどい。つい先日も、某会社の営業員3名から同日中に続々と退職メールが届いた。

おかげさまで当社は黒字経営できているが起こる所では何かが起こっている・・・。社会全体が病んでる傾向が長引いている。皆、ちゃんと趣味を作ってストレスを発散させようぜ。

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