「今、中国がアツイ!」「欧米ではすでに景気は底打ちで大手企業も黒字化してきた」というニュースを最近耳にする。しかしながら失業率は悪化の一途。大手企業が利益出せばイコール景気回復っていう図に違和感がある。

会社には大なり小なり余剰人員が居る場合が多い。勿論、今後のビジネス展開を考え人を多めに抱えていたりするケースはあるし必要最低限のメンバーで業務をしていたら病欠など不測の事態に対応ができないからという事情もある。

それら余剰人員をリストラしたせいで黒字になっているせいもあるような気がする。怖いのは余剰人員がいないカツカツの状態でも仕事が回るようなスキームができてしまい会社が慣れてしまう事。

そうなると今、リストラされて転職活動している人たちの行き場はどこにもなくなってしまう。このままただの転職活動期間という名のブランクができてしまい仕事の枠が若手に埋められてしまった日にはもうどうにもならない。

政府の言う「景気」は回復するかもしれないけど雇用を含めた実質的な景気はもう戻らないんじゃないかと心配になる。今回の不景気を機に社内格差がはっきりする。今まで生産性が低い人材にも目をつぶってきた会社もこれからは違う。

分かりやすく、出来る人に仕事を処理させる方式で無駄をなくす。年収400万円の人材が2人居るより700万円の人材一人雇った方が生産性が高い場合も多くある。

ついカっとなった安易な転職は論外だが、今いる会社の中で必要な人材になれている実力がないなら転職なんてしない方がいい。あなたは会社にとって必要な人材になれていますか?

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