先週の海は透明度が悪く何もできず予選敗退の気分で帰らざるを得なかったが今週はそこそこ水がきれいだったのでやってやった!!

ジャスト50センチのイシダイ
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なんかもう、大量な感じです
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魚突きにはドラマがある。それも大物であればあるほど仕留めるまで困難なドラマが。今回ゲットした50センチのイシダイも一筋縄ではいかない相手だった。頑張って画にしてみたけど画力のダメさにビビって消しました。文で。

元々、岩の隙間に居た所を突いたのですが突いた直後にパニックを起こしたイシダイはダッシュで岩奥に逃げるように潜水していき、銛一本分の細い溝に入りこんでいく。溝にそって銛はついていくが両サイドが岩のため上げられない。下に見えてるのに。

暴れ狂ったイシダイの先にはガンガゼやらイセエビやら先住民が居たのだがもう、詰まってしまい全員が身動き取れない状態。そこでグッタリしたイシダイだが完全に要救助者状態。水深が5m程度の所だったので息が続かず一旦銛を放して浮上。

呼吸をし潜行、見事なまでの詰まりっぷりにダイバーナイフでガンガゼを一個づつどけていく。徐々にスペースができていきエビなんかもう逃げられるだろうに何故かどかない。警護か。しかしながらエビは採ると漁師にアレされるので説得しどいてもらう。

邪魔者を全てどかすまで10回は水面で呼吸をし直しての作業。やっとこの事で詰まりを解消し入ってきた方向から引き抜いていく。約10分にも及ぶ、水深とエビとガンガゼとの戦いを何とか制し手に入れた魚。魚突きやってると常にドラマチックです。

捕った魚は現地で刺身にしたり焼いたりして食べ、余った分は持ち帰り近所の知り合い夫婦に贈呈。一匹だけ自宅で捌こうと持って帰ってきたが気力が尽きたためいきつけの居酒屋で捌いてもらう事に。やっぱりプロの仕事は違いますな!!

「冷蔵庫で少し冷やしてから食べてください、その方が美味しいですから!」と言われる。「あ、あぁ、わかりました」と応えるが残念ながら川村家に冷蔵庫は、ない。冷やす事はできなかったけどそのまま食べても激美味でした。さすが高級魚。

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それにしても海行くとアワビやらサザエを取ってるおっさん達が多すぎる。夏が終わった頃に「警察密着24時」あたりに登場しちゃうんだろうな!!

良いサービスを