こんにちは、大人の日々が胃にきてます。川村です。

社長業を始め早1年。サラリーマンとしてエンジニアや営業をしていた頃と状況が違います。過去に雇われ社長を経験していますが当時は本社の意向に沿って動いていたので今回は違う。

まず、上司が居ない。仕事の指示がないので待ってても何も起こらない。以前は「この仕事をいつまでにやる」という中で動いていたし業務内容は上司に評価されて褒められたり怒られたりしていた。

サラリーマンをやっている限り上司は選べないのでどんな会社でも嫌いな上司の一人や二人はいる。社長になると上司がいないので間違った仕事をしてても怒られないし褒めてももらえない。(上場すれば別だろうが)

はたから見ると「何て素晴らしい環境なんだ」と言われるかもしれないがやってみると違う意味でキツい。人間、弱いもので言われてない事を自発的にやるのは大変。サラリーマンの時のように尻を叩いてくれる人はいない。私がやらないと漏れた仕事をやる人が誰もいない。

尻を叩かれることなく必要な事を考え実行していく源泉は「信念」や「追求心」や「誰かのため」が大きい。一緒に立ち上げてくれた仲間や入社してくれた社員に対する気持ちに応えなければという思いも強い。

日本の会社の99%は中小企業だがどうやら社長は「良い生活をしたい」という動機で起業した人が多いらしい。そういう人が創った会社どんな素晴らしい企業理念を掲げていても内容が伴っていない事が多い。

社長の私事で使われる、残業は全てサービス残業、理不尽な指示や怒りが横行し離職率も高い。そして重役には家族が据えられ業務に見合わぬ報酬が支払われる。そんな実状をしばしば耳にする。

99%が中小企業なので多くの会社が「良い生活をしたい」という個人的な野望で創られているわけなので社員が幸せになるのは難しい。社長の言っている事とやっている事が明らかに違っている会社はまさしくそういう理由だ。

もちろん、立派な志で会社を経営している人もたくさんいるわけなので転職を考えている人はそこんとこ慎重にお考えを。私の場合は怒られない代わりに間違った事をすると人が黙って去っていくという事になるので気をつけねばならない。

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