外がうるさくて起きる。デリーでもアーグラでもそうだったがこちらでは狂ったようにクラクションをならすため朝から晩までクラクションが途切れる事は無い。加えて窓が薄いし隙間があるので音がダイレクトに入ってくる。これはもう安宿限界説が出た。

おまけに風邪もひいて今朝からお腹の調子も悪い。とりあえず行動する元気はあるので街に出る事に。チェックアウト前には今晩の宿を予約するためと日本の状況確認のためロビーで小一時間ほどネットをしてから。

次の宿が決まって「ここのホテルに行きたい」というとボーイが親切にリキシャを拾って交渉してくれた。最初のリキシャは50ルピーと言ってきたので早々に見切りをつけて次のリキシャへ。30ルピーと安めの提示が出たので「これに乗ればいい」と見送ってくれる。

普段ガツガツしてるのは日本人だけにじゃなくてインド人同士でも熾烈な交渉をしてんのかね。乗ったリキシャも本当に30ルピーで嬉しそうにしていたでのチップで20ルピーを上げる。ボラないと逆にあげたくのは何故だろう。高々数十円という感覚が彼らには大きいようで喜んでいた。

ホテルに着いてチェックイン、安宿を避けて一泊5000円の大金を出してみたものの昨日のホテルより狭い。清潔さも似たようなものに料金だけ倍近く違うとは・・・。いや、唯一嬉しいのは大通り沿いじゃないため騒音が若干緩和された事は何気にでかい。

ホテル「ブッダ」大通りから少し離れているので比較的静か


狭いけれど静かな部屋なので助かる


チェックイン後はバラナシ駅と周辺が見たくて歩く事に。1キロ程度の距離なのでのんびりブラブラするにはちょうどいい。ホテル内に居ても騒音が凄いのに、外に出ると加えて砂埃が凄い。こんな所では絶対に生きて行けない自信がある。

おやき的な食べ物、まずかった!


トイレ的な囲い、臭かった!


建設中なのか取り壊し中なのかよくわからん


駅まで行くといつものように露店が立ち並びリキシャの勧誘が激化する。周辺MAPをもらいに案内所に入ると先客が居て、日本人の二人組だった。どこから来てどこに行くのか?この辺りの治安はどうなのか?と時間にしておよそ1分程度の立ち話で解散。

バラナシ駅


用はない。見てみたかっただけ


なんだろうな、海外で日本人に会った時ってあんまり話さない派が多いのかな。何かこう、すりよっていったら負け的な気持ちがあるのかもしれないし多分今回はお互いが興味を持たなかったという事だろう。MAPゲット。駅まで来て特にこれといったものもなかったので鉄柵に腰をかけて通りゆく人を見る事30分。

色んな客引きが来たが遠い目をして取りあわなかったら廃人扱いされたらしくあきれ顔で皆帰って行く。戻る途中、明日ガンジス川ほとりでぼけーっとするためのヨガマットを購入700円くらい。宿に戻りホテル内のレストランで食事をしているとチェックインする日本人の姿がちらほら。

この辺りでは比較的高い宿らしいので日本人が多いようだ。家族連れらしい3人組と女性の二人組。いささか疲れ気味に見えたのは気のせいではないと思う。朝夕の寒さ、日中の暑さ、砂埃、騒音、しつこい客引き。やっと戻ってきたホテルではお湯が出ない、しばしば起こる停電、ネットの不安定。

1日で全てこれらに対応するわけで普段から良いとこのツアー旅行している人なんかは絶対に参ってしまうと思う。そんな日本人を横目に食事を終えて部屋に戻る事には熱も出てきて腹も調子も悪い。これは明日以降、ホテルに引き籠る可能性を可能性を視野に入れて良い所を探そうと決意。

途切れるネットと格闘する事1時間、場所、wifi、お湯、清潔を兼ねそろえたホテルを見つける。もうバラナシにいる間はとりあえず本拠地を作ろうと3泊取る。こちらでは高級ホテル、3日で総額36000円。もう、いいんです。お金じゃなくてバラナシを満喫できる気がしないので・・・。

街の様子も分かったしあとはホテルとガンジス河の往復で終わる予定です。一応、ガンジス河のほとりにあるゲストハウスもどんな感じなのか体験したくて有名であろうシヴァハウスも予約してみた。こちらは1200円くらい、この差。余裕があったらこの界隈ではひときわ有名な久美子ハウスにも立ち寄ってみたい。朝チェックインして昼には出るくらいの心構えで。完全に冷やかし行為だな。

それにしてもニューデリーとは違ってバラナシは本当に汚い。ゴミとウンコと野良ばかり。もう、うんこの街と言っても差し支えないだろう。明日からは念願のガンジス河ほとりでぼけーっと悟りを開くふりしてゴロゴロするという怠惰を実行する予定。体調悪いのでバファリン飲んで早く寝ます。

夜ご飯、カレーとスパゲティ


良いサービスを

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