8時に朝食があると聞いていたので7:40に起床。そのままチェックアウトするつもりで荷物をまとめてフロントへ。「どうしたんだ?タクシー呼んだのは9時だろ?」みたいな事を言う。昨日の最後の方は良い人だったのに寝たらやり直しか。

お金を入れたら優しくなるらしい


昨日朝食が出るっていったろ、と再度押すとしぶしぶ「わかった15分待て」と言い他のスタッフに指示する。待っている間にチャイが出たのは良かった。朝食を食べてまだ8時半だったので部屋に戻ろうとすると「あと5分でタクシーが来るという」早く駅に着いても暇になるから9時まで部屋でゆっくりしていたかったが、もう来ると言うので待つ事に。そしてタクシーは来た。9時過ぎに・・・。

トゥンドラ駅までの料金が1000ルピー。ホテルに500でタクシーに500という間違いなくボラれてるんだろうけどもはや戦う気力は無いし所詮数百円と思う事にした。別れ際に握手をしながら「お前ら、もう日本人を騙すなよ」と言ったら笑顔で「イエス!」と手を握り返してきた。絶対またやるな。

タクシー自体はとても快適で45分ほどかけて目的の駅に着いた。電車が来るまで1時間あったので露天で買い食いをしたりチャイを飲んだりして時間を潰す。その後、5人くらいにチケットを見せて乗り場を確認。5人とも同じく3番線と言ったので間違いないはず。

ツンドラだかトゥンドラだかの駅前


殺到するも並ぶことはしない。中の人大変だろうな


そこらで売ってるお菓子的なやつ。気に入った


ツンドラ駅構内


黒いの全部ハエ。たしかにハエは多いけど特別臭いのかねこの人は


自転車か車椅子


そして到着時刻より1時間遅れてきた電車に無事乗って出発。何もないホームで2時間待ったけれどこういう事ではあまり腹は立たないです。

今回は居ました。自分の席に仲良し二人組のインド人男性が陣取っていました。なんでも、友達と一緒にチケットを取ったが席が離れてしまったのでこの席と代わって欲しいとの事。正直上の方が良かったので申し出を承諾してあげた。

寝台車はテンションが上がる、上段席サイコー!


自分の城


トイレはダイレクトに地面に落ちる仕様です


車内ではお菓子や水、チャイなどの販売が通路を行ったり来たりで結構騒がしい。何せ10時間も乗っているので買ったチャイを飲みつつ雑誌を読んだり寝たりと過ごす。席を変えてあげた彼らがしばしばこちらを見るので持ってたSPAを貸してあげた所、袋とじのエロ記事が気になるみたいで何か言っている。

インド人なら金とって開いてあげるであろう所を無償で開けてあげる。二人して興味津津な様子で見ていた。インドってこの手の雑誌やDVDって売ってないんたっけ?。その後も寝たり携帯でゲームをしたりで時間を潰す。多少遅延もあり20:30着の予定が24:30着になったのはご愛敬。インドの電車が遅れるのは有名だしそういう事は別にいいです。

駅で電車を待つ人


電車を降り2m歩くともう客引きがおり、しきりにどこかに連れて行こうとする。直観的にこいつだけは乗ったらアカンと思いダッシュで巻く。駅を出るとやはり客引きがひっきりなしに群がってくる。一度全てを振り切って近くの店でカレーを食べる事に。どこの店で食べてもナンだけは大体美味いのが不思議。

この店の店員にガンガーまでリキシャ使ったらいくらか聞くと100ルピーと言う。食べ終わって駅前を散策するも時間が遅い事もあり何もない。駅を出た正面に一件だけあったゲストハウスも満室という事で予定通りガンジス河周辺まで移動する事に。

素敵なキッチンから繰り出される臭いカレー


何にしようかしら。見るだけ無駄な時間になるメニュー


店が全体的に臭かったけどいいじゃない、インドだもの。渋谷なら誰も入らんだろうな


駅の広場を出てしまうとトゥクトゥクも捕まらないので先ほどの客引き群に自分から飛び込む事に。戻ってきた私を見て再び取り囲む客引き。「ガンガーまでいくら?」と聞くとほとんどが口を揃えて「300ルピー!」という。もう3倍ならいいやという気持ちはあったが、客引きによる勝手なリバースオークションが始まって200ルピーで乗れました。

後でガイドブックを見た所250〜300ルピーが相場と知った。また勝ってしまった・・・。いや、結局ホントに200ルピー以上請求してこなかった彼の正直さに感心してチップの50ルピーを渡したので丁度相場だ。ガンジス河のほとりまでは車ではいけないため少し手前から徒歩でガンジス河に出る。

バラナシ市内、メイン通りだけは明るい


ガンジス河到着!!


少し歩いてから立ち止まって河を眺めていると後ろからインド人の二人組が来て話しかけられたので少し雑談に応じる。「デリーから来た、自分の会社は日本の会社と提携している」などとどうでもいい話。

その後、彼ら二人は服を脱ぎ出した。まさかこんな時間に入るのか?と聞くと、「入る」と当たり前のような口調でおもむろに入水。深夜1時半の外気は肌寒いし水も冷たい。彼らはそんなことお構いなしで腰までつかるとしゃがんで頭まで浸かる。スクワットのような体勢で5回10回と繰り返す。そして何かのお祈りをして終了。

着いたばかりで即ガン!水は結構汚い


夜の方が効果が出るとかそういうあれですかね


ご一緒に飛び込むフリして


ポーズ!


デリーのビジネスマンらしく紳士的だった彼らと別れを告げ一人で河沿いを歩いていると今度はペットボトルを持った小柄なインド人に話しかけられた。ドライバーをしておりここに住んでいるとの事。ここいら一帯のゲストハウス事情を聞いてもいないのに話しだしてくれた。

モナリザハウスには薬をやっている外国人がいっぱいいる事。久美子の家の宿泊客は日本人ばかりだという事。朝になるとこの辺りは修行僧が出てきたり、音楽を鳴らす人が出てきたりと様変わりする様子を教えてくれた。「この時間ゲストハウスは空いてないからウチに来い」と誘ってくれた。

声をかけられた場所から100mくらいの場所にあった公衆トイレくらいの石で出来た建物で、中を見ると彼の友人が2人寝ていた。暖を取るために中で炭を焚いていたがこれまた一歩間違えると練炭自殺になるほど狭いスペースしかない。

彼の優しさはありがたかったし今までの話から良い人であるという疑いの余地もなかったが部屋の臭いに耐えられずにお邪魔する事を断念。「もう少し歩きたいから」とやんわりと断って別れを告げた。そのまま河沿いを少し歩いてから近くにあったゲストハウスへ向かう。

たまーに人と会うくらいで基本は閑散としてます


野良は日夜関わらずそこら中にいる


行方不明者の張り紙。今殺されて河に沈められたらこうなるだろうな


スタンド使いみたいな風貌。こう見えて24歳


暫定的な彼の自宅。1R、風呂、トイレなし。最寄駅なし、ガンガーまで徒歩3秒


日本人に大人気の久美子ハウス


しかし既に3時近い今、開いているゲストハウスは無い。シャッターが閉まっており人が奥に入ってしまっているためどうにもならない。諦めて河沿いを離れて近くのホテルに1600ルピーでイン。チェックアウトを考えると10時間くらいしかいられないしお湯も出なかったけどバラナシの物価は高いと聞いていたし、とにかく開いてる宿がなかったので割り切って泊る事に。

ATMは24H営業、必ず見張りが一人います


川沿いの路地。超細くて暗くて汚い


一緒に空いてる宿を探してくれた彼。無償で頑張ってくれたので最後に100ルピーを


密造チャイみたいな雰囲気。一緒にチャイ飲んでお別れ


ネットも繋がらなかったので今日の分のブログを書きためて寝る事に。昨日の寒さで風邪気味になったがまだお腹は壊していないのが幸い。そして5時半頃になり、そろそろ寝ようかというタイミングで外が騒がしくなってくる。車のクラクションが鳴り響き音楽がかかり歌を歌う人が列をなす。

深夜に駆け込んだのはこんな部屋


どうやらこの時間からバラナシが始まるらしい。参加したい所だがあと5泊もするので明日以降でのんびりとやります。明日からバラナシ生活がスタート。

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