ニュースで「殺人予告」「爆破予告」の冤罪事件を見た。これ、本人に全く身に覚えがないのに遠隔操作でPCを操られて勝手にメール送信されたり掲示板に書き込みをされたりするなり済まし系の犯罪でした。ITって悪用すればこんな事も可能なんです。

そもそも遠隔操作自体はちょっとプログラムをかける人であればその類のソフトは作れちゃうわけで、市場にも普通に製品としてあります。問題は、悪意を持ったプログラマーがこっそり遠隔操作出来ちゃうソフト(ウイルス)を忍び込ませちゃうことです。

私はSE時代に不正アクセスしているユーザーに警告をする仕事をしていましたが、本人に注意を促すと「そんな事していません!」と無実の主張が返ってきたものだが、その後しばらくして「遊びで立ててたサーバーが乗っ取られてました」という事もあった。

好奇心や勉強のために作ったサーバーが飽きて放置され、その後乗っ取られて不正アクセスするための踏み台サーバにされるケースが発生してました。もちろん乗っ取る人が悪いんですが、放置する人にも責任の一端があるのではないかと考えます。

ただでさえ匿名性が高いインターネットで外国のサーバーを複数台経由した犯罪などは犯人探しが非常に困難です。ITに疎い人にはIPアドレス?海外のサーバー経由?などさっぱりわからないでしょうが、知らないから無関係、とはいかない現代です。

現代人が生活する上で欠かす事が出来ないIT。情報リテラシーの差が著しい事は生活の質をも左右したり、将来の成功にも大きく影響する事にもなりかねません。理不尽な犯罪に巻き込まれないためにもセキュリティ意識をしっかりと持ちましょう。

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